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法人の銀行融資は8月と2月が狙い目の理由

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1964年生まれ。大学院終了後、経営コンサル会社・不動産会社・会計事務所を経て独立するもあえなく失敗。独立資金1000万円を失う。経営は利益と資金がすべてであることを学ぶ。経営について1から学び2年間に2000冊以上の本を読破。独自の経営財務理論を極める。その後入社した資金繰りに苦しむアミューズメント会社の業績拡大に大きく貢献。独自の資金繰り・資金調達手法により売上倍増、借入金圧縮を実現する。さらに経営企画役員として新規事業・M&Aなどを成功に導く。M&Aの成功に伴い会社を退社して資金調達を支援するコンサルタントとして独立。自らの経験に基づき資金調達・資金繰りに悩む中小・零細企業の社長を支援する。 ■4A1枚の資料で資金繰りを改善しいつでも必要な資金を調達できる方法を教えます。■資金会計コンサルタント
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法人の銀行融資審査が通過しやすい月があること
知っていますか?実は8月と2月が狙い目なんです。

 

運転資金・設備資金を計画的に調達するなら
この時期に予定するといいのではないでしょうか。
ではなぜ狙い目なのか以下の順番に説明します。

 

銀行の年間計画と目標ノルマ


企業では年間あるいは中期の経営計画を
策定していることが多いのではないでしょうか。

 

銀行にも毎期経営計画があります。
特に重要なのは収益と利益です。
法人融資部門で収益を生むための
ベースは融資の貸金です。

 

経営計画の各数値目標は各支店さらには
各担当者に割り振られ月単位で管理されます。
法人融資部門で注目されるのが毎月の融資残高です。

 

法人融資の場合、新規の貸し出しが増えても毎月の返済で
残高は減っていきます。それだけに残高を維持していくのは
なかなか大変なことだと言えます。

 

単純に毎月返済以上に貸し出しが
増えていなければ残高は増えないからです。
ここで使用される指標が月間平均残高です。
常に与えられた目標平均残高以上の実績が
求められます。

 

例 前月融資残高 1000万 今月融資残高2000万円
1000万円+2000万円÷2ヶ月=1500万円が
今月の平均残高になります。

 

いずれにしろ融資を増やし平均残高を
増やしたいというのが銀行担当者の本音です。
そして決められた目標融資残高ノルマを
達成することが何よりも重要になります。

 

人事評価にも影響するので支店長・担当者も
毎月・四半期・半期・通期でノルマ達成のために
必死で頑張ります。

 

特に9月中間決算期と3月本決算期が重要です


目標ノルマ達成が評価されるのが中間決算と本決算の時期です。
銀行の場合、決算は3月、中間決算は9月に
なっているところがほとんどです。

銀行にとっては3月と9月は特別な月であると言ってもいいでしょう。

3月は10~3月までの直近6カ月間の
平均残高がノルマ査定期間になります。

3月は4~9月までの直近6カ月間が9月は10~2月までの直近6ヵ月が
それぞれ平均残高の査定期間になります。
この6カ月間にどれだけ融資残高を
増やせるかということが重要になります。

 

毎月計画的に増やそうと思っても、なかなかそういうわけにはいきません。
必ず良い月と悪い月があるわけです。
毎月地道に数値を積み上げて最後の月は余裕で
やりたいわけですがなかなか上手くはいかないようです。

 

期末の9月・3月に頑張っても最悪数字が足りなかったらすべてアウトです。
だから最終月の前月8月・2月までにほぼめどをつけて
最悪数値が不足する場合は最後の9月・3月の1ヵ月間は
必死に行動してなんとかノルマを達成しようという動きになります。

 

 

最後は人間の心理が影響を与える


学生時代の試験勉強を例にあげるとまず試験日が決まります。

大体試験日までに何をやるか計画をたてると思います。
計画通りに進めて余裕で試験本番に臨みたいですが
どうしても計画通りに進まず前日に頑張るという人も多いと思います。

 

銀行でいえば9月末・3月末の決算月が試験日に当たります。
そうすると試験直前にというより少し余裕をもって終わらせたいですよね。
できることなら銀行も8月・2月で目途をたてたいというのが本音だと思います。

 

そうなると人間の心理としては8月・2月が積極的に行動する月と言えます。

ただ世間的には8月・2月は商取引としては活発な月ではありません。
気候の寒い暑いがあったり、2月は1ヵ月間の営業日数が少ない、
8月は夏休みがあるなど銀行としては動きづらい月でもあります。

 

それだけに8月・2月の融資相談は銀行から見るととてもありがたい話です。
目標ノルマの達成状況しだいでは多少あなたの会社の業績が悪くても相談にのってくれます。
さらにノルマ未達成のある場合は、支店業績や人事評価にも大きく影響するので必死になります。
8月末2月末で目標ノルマの達成目途が立っていなければ銀行は相当あせります。
9月・3月に予定した融資契約がなくなって数値に穴があいてしまったらそれこそたいへんです。
ノルマ未達成で9月・3月をむかえている支店があれば融資条件は
かなり有利に交渉できるチャンスです。

 

また本来であれば難しい融資であっても
審査通過する可能性があるかもしれません。
支店長や担当者しだいだと思います。

ぜひチャレンジしてみましょう。

 

 

法人の銀行融資は8月と2月が狙い目の理由のまとめ


銀行融資は9月と3月が狙い目と思った人も多いのではないでしょうか。
確かにそれもあたっていると思います。
でもその月はどうしてもギリギリという感じになるので
少し余裕を持ってやりたいとなります。

 

本来は期末の9月・3月は目標ノルマ不足額の調整あるいは
達成済みであればさらに上を目指して行動したいと思いませんか。

 

 

人間心理的には前倒しで達成しておきたいから
やはり頑張るのは8月・2月かなと思います。

 

さらにノルマ未達成であれば9月・3月もかなり頑張ると思います。
銀行では経営計画数値に基づく目標数値ノルマの達成が重要です。

ノルマ達成にしばられる銀行融資を上手く引き寄せるためのポイントとしては

  • 設備投資計画を含んだ年度経営計画をあらかじめ提出しておく
  • 年間の資金繰り計画や資金繰り表を随時提出しておく
  • 月次決算報告を毎月あるいは四半期ごとに提出しておく
  • 今期の決算予測数値を適時報告しておく

 

あなたの会社の数値を頭にいれてもらうことが重要です。

 

銀行には融資残高の目標ノルマがあり常に融資ができる取引先を探しています。
決算前のノルマ達成の進捗しだいでは融資先の候補としてあなたの会社が
急遽浮上する可能性もあります。

 

そのためにはあなたの会社の存在をしっかり認識してもらう必要があります。
特に担当者は直近の財務状況や資金ニーズを把握したいと考えているので
リアルタイムでの試算表提供はとても重宝されます。

 

また8月・2月の時期銀行では、融資残高を創ることで必死ですから、
こちらから融資の相談をすると反応がいいかもしれません。

 

はじめから8月・2月を見越して設備投資や運転資金の手当てを
狙って計画するのも良いのではないでしょうか。

 

 

 

 

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1964年生まれ。大学院終了後、経営コンサル会社・不動産会社・会計事務所を経て独立するもあえなく失敗。独立資金1000万円を失う。経営は利益と資金がすべてであることを学ぶ。経営について1から学び2年間に2000冊以上の本を読破。独自の経営財務理論を極める。その後入社した資金繰りに苦しむアミューズメント会社の業績拡大に大きく貢献。独自の資金繰り・資金調達手法により売上倍増、借入金圧縮を実現する。さらに経営企画役員として新規事業・M&Aなどを成功に導く。M&Aの成功に伴い会社を退社して資金調達を支援するコンサルタントとして独立。自らの経験に基づき資金調達・資金繰りに悩む中小・零細企業の社長を支援する。 ■4A1枚の資料で資金繰りを改善しいつでも必要な資金を調達できる方法を教えます。■資金会計コンサルタント
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